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『コモ・ジョラ・エル・ビエント』のハイライト
第1部
"コモ・ジョラ・エル・ビエント - 1"
(マウリシオ・ソテロ)
2008年 カナリア国際音楽祭・世界初演作品
"コモ・ジョラ・エル・ビエント - 2
" (マウリシオ・ソテロ)
2008年 カナリア国際音楽祭・世界初演作品
第2部(カニサレス・フラメンコ・トリオ&バイレ)
"レハーナ" - バラード
カニサレス
"パロマス" - ワルツ
カニサレス
"2人の子供のように" - コロンビアーナ
カニサレス
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ENGLISH VERSION
VERSIÓN en ESPAÑOL
音楽:
マウリシオ・ソテロ
& カニサレス
芸術監督:
カニサレス
振付け:フ
ェルナンド・ロメーロ
& アンヘル・ムニョス
制作:
JMC Music Productions S.L.
上演時間:
70分
休憩:
15分
第1部(25分)
"Como Llora el Viento"
コモ・ジョラ・エル・ビエント
カニサレス & オーケストラ
第2部(45分)
1. 2人の子供のように
(コロンビアーナ)
2. ラ・パハラーカ(ブレリアス)
3. 自由の香り(タンギージョス)
4. 地平線からやってくる(タンゴス)
5. レハーナ(バラード)
6. トカ・マデーラ
7. タシタ・デ・プラタ(アレグリアス)
8. パロマス(ワルツ)
9. 彗星の雨(ルンバ)
ギター:
カニサレス
セカンド・ギター:
フ
アン・カルロス・ゴメス
パーカッション:
ラファ・ビジャルバ
バイレ(踊り):
フェルナンド・ロメーロ
ギター曲を作曲する時に、作曲家を悩ませるのはなんと言っても、左右の手を連動させながらひとつひとつの音を紡ぎ出すギターの特性、そして左手の複雑な指使いである。ギターの為の「正確な」楽譜を書く事はほとんど不可能のように思われる。自分でギターを手に取って、弦を押さえる指の強弱までを確かめてみなければ、ギターには楽器としての限界がある事にさえ気づかないのである。
このギターのための楽曲を作曲するプロセスは、適切なスコルダトゥーラ(変則調弦)を見つける事から始まった。通常の調弦とはかけ離れた、C, G, D, G#, B, D#という、曲を通じてのハーモニーの中心となるコードを開放弦に持ってくる事にした。これは、私が「太陽系のコード」と呼ぶ、太陽を中心に惑星が公転するイメージである。(ジョルダーノ・ブルーノ)
ギターで変則調弦を使う場合、ギターはまるで別な楽器に変貌する。それを特徴づける為に、楽曲は、ギターを開放弦で「撫でる」アルペジオ・エスプレシーボで幕を開ける。
そして徐々に、左手の指使いが、この新しい「楽器」を学んでいくかのように左右に動き始める。同時に右手は、フラメンコの要素を巧みに表現していく。右手は、フラメンコの神髄である、ソレア、ソレア・ポル・ブレリア、タラントスやシギリージャのトーケ(演奏)を奏でる。この新しい音使いは、私の友人カニサレスの天才的な指によって、気品ある雰囲気と熟成したサウンドとなって響きわたる。
マドリード、2008年1月23日
マウリシオ・ソテロ
『コモ・ジョラ・エル・ビエント』
2008年カナリア国際音楽祭
その他のカニサレス作品
"IBERIA FLAMENCO"
"ORIGEN FLAMENCO"